症例紹介になります。
高校2年女子。ソフトボール部に在籍。
来院理由は右肘が痛みで伸びず、球が投げることがかれこれ3ヶ月以上続いている。
整形外科にてレントゲン撮ってみたが骨に異常は無く、接骨院やマッサージ屋等も通うが特に進展は認められない。
確かに肘を伸ばしてみようと僕が触って伸ばすと強い抵抗感があり、30度程曲がったままである。
レントゲン上異常は無かったようだが怪我するような事が最近あったかと本人や母親に聞いみても特に原因は思い当たらないようである。
しかし、治療を始めて暫く経ち、ある重大な所見が発覚した。
実は彼女、かれこれ四日間お通じが無いそう。普段部活終わりは疲れが酷く腹も減るので晩飯前にコカ・コーラや、ポテトチップ等のお菓子で、腹一杯にし晩飯は余り食べてないとの事でした。
正直驚きました。
お腹を触って診てもカチコチに固く(筋肉が発達して固いのとはまた別)内臓の動きも鈍くなっていました。
治療をまとめ直し、肘に原因が無いと感じた僕は徹底して、自律神経である内臓の動きを促進する神経(迷走神経)を刺激し、背骨の歪みを徒手的に矯正し、下がったり、緊張し歪んでいる内臓を治療しました。
最後に少し肩甲骨の動きを拡げ、その日は治療を終えましたが、少し肘の伸びが拡がったものの、痛みはまだとれていない状態でしたが、治療後出来るだけ消化に良いものを食べて白湯を飲み早く寝て身体を休めて下さいと伝えました。
それから3日後に連絡が有り、治療を受けた翌朝にドッサリお通じが来てからそれ以降、昼にかけて徐々に肘の痛みが緩和され、夕方の部活時には投げることが出来ましたとの事でした。
ホッとしたのと同時に、やはり人間の腸と脳との密接な繋がりを感じさせられた、症例でした。
食事が身体を作り健全な心、思考が出来ます。
皆さんも嗜好品として楽しむ食事と身体を造る食事は是非とも分けて食事を大切にしてくださいね。
姿整改革の匠 まる和
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